英気に溢れる -Be filled with brilliance-

鹿児島で学習支援業を行なっているBRILLIANTが、子どもと教育、心と身体に関するエッセイ、日々の雑想をお届けします。

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最高のコーチ

ある生徒にこんな問いかけをしました。

「あなたにとって、一番の数学のコーチは誰ですか?」

その生徒は、少し間を置いた後に、こう答えてくれました。

「(問題を)まちがってしまった時の、自分自身ですかね…」

私はその答えが非常に嬉しかったです。

ここで、西野先生です、と答えてくれることも、もちろんすごく嬉しいのですが、私は「自分自身」という答えの方がずっとずっと嬉しいのです。

私が日々伝えようとしていることを、受け止めてくれている証拠ですから。


私の仕事は、生徒自身が自分にとっての最高の数学のコーチになっていくための「お手伝い」をすることです。

たとえ私が明日いなくなったとしても、その生徒が、自分の力で数学を楽しみ、数学の力を高めて行けるように導きたいのです。

受験会場では、一人で問題に立ち向かわねばなりません。

その時、生徒を支えるのは、先生の言葉ではなく、本人の心の声だと思うのです。

先生から受け取った言葉が、先生の言葉のままで生徒の中に残っていても、あまり意味はないのです。

先生から受け取った言葉が、咀嚼され、熟成され、その生徒自身の言葉として生まれ変わって心に根付いた時に、初めて大きな意味を成すのです。

また先生と過ごす時間には限りがありますが、心の中にいる自分との付き合いは一生続きます。

それまでに懸命に学び、悩み、考えてきた自分を、誰よりも一番に見守ってきたのは、心の中にいるもう一人の自分です。

親でもないし、先生でもない。

受験会場では、これまで誰よりも近くで共に闘ってきた、自分自身の心の声に耳を澄まし、決断をし、鉛筆を走らさなければならない。


先生が成績を上げてくれるんじゃないんです。

先生が合格させてくれるんじゃないんです。

先生との出会いによって触発された心の中にいる自分が、最高のコーチとなって、自分の成績を上げ、合格に導いてくれるのです。

学び舎や先生は、あくまで触媒なのです。

私が目指している教育はそういうものです。

生徒自身が自分の最高のコーチになれるように、私は最高の触媒になりたいのです。



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[ 2014/10/20 18:39 ] スタディサロン日記 | TB(0) | CM(0)
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